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怒りを手放すには

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お早うございます。第二波ではないものの、明らかに負のループを辿っているコロナ状況に加え、各地での豪雨や土砂崩れ…。パッと心が晴れる話題が、なかなか見つからない毎日です。誰に向けるでも、どうなるでもない怒りが沸々と湧きあがり、自分でも驚く時があります。今までの私であれば、気持ちが軽くなる一冊を求めて本屋さんにダッシュするところですが、ずっと気になりながらも手を付けずにいた本に、この度はスッと心が動かされました。

 

 

石牟礼道子氏と言えば、チッソ、藤原新也氏と言えばインドって図式が頭の中にあり、勝手に重々しく捉えておりました。気になりつつも、読むときには居住まいを正さねばいけないと言うか、生半可に軽く読めない覚悟みたいなものが必要でして…。が、読み進めて行くうちに、淡々と語られるふたりの会話が「庭の椿が綺麗ね」って風な、何とも言えない軽やかさ。怒りを髣髴とさせる言葉が出て来ないのです。それは、チッソ患者の人たちの言葉もしかり。

 

 私は、全部許すことにした。チッソも許す。私たちを散々卑しめた人たちも許す。(中略) 病まん人の分まで、わたし共が、うち背負うてゆく。全部負うていく。

 

親子代々苦しみの中に居る患者が、石牟礼氏に語った言葉です。胸が締め付けられてしまいました。平常時でも、人は怒りを握り締めて、なかなか手放すことが出来ずにいます。痛みや苦しみの中で、こんなひと言を私は口に出来るだろうかと思うと、何に対してかは分からないけど無性に泣けて来てしまいました。怒りを手放すことは、目を逸らすことではなく、真摯に模索すること。怒りに代わるすべで、模索したものを手放さないこと…。日に日に思いは変わるかも知れないけど、怒っておしまいって風な日常にはピリオドを打たなきゃなぁって、昨今の自分に叱咤激励中であります(-_-;) 両氏の著書も、これを機に読み進めて行きたいと思ってます^^

 

今日もどうか、楽しい一日でありますように。

 

 

 

 



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